「税理士の通信講座、多すぎてどれを選べばいいか分からない」
結論:税理士講座は「科目対応の柔軟さ」「法改正フォロー」「質問対応」の3つで選ぶ。価格だけで選ぶと失敗する。
税理士試験は科目合格制で、5科目合格に平均3〜5年かかる長期戦。講座選びを間違えると「2年目に科目を追加したいのに対応していない」「税制改正に教材が追いついていない」という事態になる。僕は中小企業診断士を独学一発合格した経験があるが、税理士は独学で取る試験ではない。通信講座の選び方が合否を分ける。
税理士講座選びで失敗する3パターン
失敗1:価格だけで選ぶ
最安の講座を選んだ結果、質問対応がなく、記述式の添削もない。税理士試験は理論問題で「書く力」が求められるため、添削なしでは合格が遠のく。
失敗2:1科目分だけ見て決める
税理士試験は5科目合格が必要。1科目目の簿記論で選んだ講座が、2科目目以降に対応していないケースがある。最初から5科目の対応状況を確認すべき。
失敗3:法改正フォローを確認しない
税法は毎年改正される。教材が前年度版のままで、改正論点が反映されていない講座を使うと本試験で失点する。特に法人税法・所得税法・消費税法は改正頻度が高い。
選ぶべき基準3つ
基準1:科目対応の柔軟さ
税理士試験は必須2科目(簿記論・財務諸表論)+選択3科目。選択科目は法人税法・所得税法・消費税法・相続税法など11科目から選ぶ。講座によって対応科目数が異なるため、自分が受験予定の科目すべてに対応しているかを最初に確認する。
基準2:法改正フォローの仕組み
税法科目は毎年の税制改正が試験範囲に直結する。改正情報をタイムリーに反映してくれる講座を選ぶべき。具体的には「改正講義」「法改正レジュメ」が追加費用なしで提供されるかを確認。
基準3:質問対応の充実度
税理士試験の理論問題は「なぜその結論になるか」を論述する問題。分からない論点を質問できる環境があるかどうかが合否に直結する。質問回数の上限、回答までの日数、質問方法(メール/チャット/電話)を確認。
主要6社の比較テーブル
| 講座 | 価格帯(1科目) | 対応科目数 | 法改正フォロー | 質問対応 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| スタディング | 49,800〜59,800円 | 9科目 | ○ | △ 質問チケット制 | 最安。スマホ学習に最適。スキマ時間活用派向け |
| アガルート | 65,000〜85,000円 | 6科目 | ○ | ◎ 回数無制限 | 質問対応が充実。合格特典で全額返金制度あり |
| TAC | 150,000〜250,000円 | 11科目 | ◎ | ◎ 教室質問も可 | 全科目対応。合格実績トップクラス。通学併用可 |
| 大原 | 150,000〜250,000円 | 11科目 | ◎ | ◎ 教室質問も可 | 全科目対応。税理士講座の老舗。答練が充実 |
| LEC | 100,000〜180,000円 | 5科目 | ○ | ○ メール質問 | 簿財一括コースがコスパ良い。他資格との併用割引あり |
| クレアール | 90,000〜150,000円 | 5科目 | ○ | ◎ 回数無制限 | 「非常識合格法」で効率重視。質問対応が手厚い |
科目合格制に合った講座の使い方
1年目:簿記論+財務諸表論(必須2科目)
まず必須科目を取る。簿記論と財務諸表論は学習内容が重複する部分が多いため、同時受験が効率的。スタディングやLECには「簿財セットコース」がある。
2〜3年目:税法科目(選択3科目)
税法科目は法改正の影響を直接受けるため、改正フォローが充実した講座が必須。法人税法・消費税法はTACか大原が安心。相続税法はアガルートの講義が分かりやすいと評判。
科目ごとに講座を変えるのもあり
税理士試験は科目合格制なので、科目ごとに最適な講座を選んでもOK。「簿財はスタディング(安い)→法人税法はTAC(実績がある)」という組み合わせは実際に多い。
教育訓練給付金との組み合わせ
税理士講座は教育訓練給付金の対象になるコースが多い。条件を満たせば受講料の20%(最大10万円)がハローワークから支給される。
| 講座 | 給付金対象コース | 自己負担の目安 |
|---|---|---|
| TAC | あり(多数のコースが対象) | 受講料の80% |
| 大原 | あり(多数のコースが対象) | 受講料の80% |
| LEC | あり(一部コース) | 受講料の80% |
| クレアール | あり(一部コース) | 受講料の80% |
| スタディング | なし | 全額自己負担 |
| アガルート | なし | 全額自己負担(合格特典で全額返金制度あり) |
税理士の通信講座を詳しく比較
税理士の通信講座を費用・合格実績・科目対応・質問対応で詳しく比較しています。
まとめ
- 税理士講座は「科目対応」「法改正フォロー」「質問対応」の3基準で選ぶ
- 価格だけで選ぶと科目追加時に講座を変える羽目になる
- 迷ったらTAC or 大原が全科目対応で安心
- コスパ重視ならスタディングで簿財→TACで税法のステップアップ型
- 教育訓練給付金で最大10万円が戻る(TAC・大原・LEC・クレアールが対象)
- 税理士講座の詳細比較 → 税理士の通信講座比較
- 税理士の年収・転職データ → 税理士の転職キャリア
- 教育訓練給付金の詳細 → 教育訓練給付金で取れる資格
- 独学 vs 通信講座 → 独学 vs 通信講座どっちがいい?
※ 本記事の価格・科目対応は執筆時点の情報です。最新情報は各公式サイトをご確認ください。

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