資格別の勉強時間は、難易度別に5段階に分かれます。100時間(FP3級・ITパスポート)、300時間(簿記2級・宅建)、500時間(行政書士)、1,000時間(中小企業診断士・社労士)、3,000時間(公認会計士・税理士・司法書士)です。本記事では国家資格を中心に20資格を勉強時間別に分類し、社会人の限られた時間で取れる資格を見極められるようにしました。
| 勉強時間 | 代表資格 | 1日2時間で何ヶ月 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 100時間 | FP3級・ITパスポート | 約2ヶ月 | 50〜70% |
| 300時間 | 簿記2級・宅建 | 約5ヶ月 | 17〜25% |
| 500時間 | 行政書士 | 約8ヶ月 | 11〜13% |
| 1,000時間 | 中小企業診断士・社労士 | 約1.5年 | 4〜7% |
| 3,000時間 | 会計士・税理士・司法書士 | 約4年 | 3〜10% |
本記事は中小企業診断士保有編集者が、自身の400時間独学合格経験と公的データ(厚生労働省・各士業会発表)に基づき執筆しています。
資格を選ぶとき、一番気になるのは「どのくらい勉強すれば取れるのか」。仕事をしながら勉強する社会人にとって、勉強時間は最大の制約です。
この記事では、勉強時間別に20以上の資格を分類し、あなたが使える時間に合った資格を見つけられるようにしました。各資格の通信講座比較ページへのリンクも整理しているので、講座選びまで一気通貫で進められます。
- 勉強時間別 資格マップ【全20資格】
- 100時間で取れる資格
- 200〜300時間で取れる資格
- 300〜400時間で取れる資格【コスパ最強ゾーン】
- 500〜800時間で取れる資格
- 800〜1,200時間で取れる資格
- 3,000時間以上の超難関資格
- 「今の自分」に合った資格の選び方
- 通信講座を使うべき?独学でもいける?
- 難易度別資格勉強時間ランキング【最新2026年S〜D】
- 勉強時間別「ROI最強」資格TOP5
- 意外な「コスパ良い」隠れ資格
- よくある質問
- 年代別おすすめ資格と勉強時間【20代・30代・40代・50代】
- 1日の勉強時間別「半年で狙える資格」具体プラン
- 勉強時間を半分にする3つの戦略
- 勉強時間別おすすめ通信講座リンク集
- まとめ
- 公的データで見る勉強時間×合格率【2026年最新】
- 勉強時間3,000時間の世界:会計士・税理士・司法書士の現実
- 社会人が勉強時間を確保する3つの現実解
- タイプ別おすすめ資格【6パターン】
- よくある質問【追加】
- 関連記事
勉強時間別 資格マップ【全20資格】
| 勉強時間 | 取れる資格 | 1日2時間で何ヶ月? |
|---|---|---|
| 100時間以下 | FP3級・ITパスポート | 2ヶ月 |
| 100〜200時間 | 簿記3級・登録販売者 | 2〜3ヶ月 |
| 200〜300時間 | FP2級・基本情報技術者・TOEIC 600点 | 3〜5ヶ月 |
| 300〜400時間 | 宅建・簿記2級 | 5〜7ヶ月 |
| 400〜600時間 | 応用情報技術者・通関士 | 7〜10ヶ月 |
| 500〜800時間 | 行政書士・マンション管理士 | 8〜13ヶ月 |
| 800〜1,200時間 | 中小企業診断士・社労士 | 1〜2年 |
| 3,000時間以上 | 公認会計士・税理士・司法書士 | 3〜5年 |
100時間で取れる資格
FP3級(80〜120時間)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 合格率 | 約70% |
| 受験料 | 8,000円 |
| 活かし方 | 金融リテラシーの基礎。FP2級への足がかり |
| 独学で取れる? | 余裕で取れる。テキスト1冊+過去問でOK |
FP3級は「資格勉強の入門」として最適。合格率70%で挫折しにくく、お金の基礎知識が身につくので日常生活にも役立つ。ただしFP3級だけでは転職には使えないので、取るなら2級まで進むのがおすすめ。
ITパスポート(100〜150時間)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 合格率 | 約50% |
| 受験料 | 7,500円 |
| 活かし方 | IT企業で資格手当。非IT職でもDX推進で評価される |
| 独学で取れる? | 取れる。市販テキスト+過去問道場で十分 |
ITパスポートはCBT試験で年間通じて受験可能。自分のペースで受けられるのが大きなメリット。非IT職でも「ITの基礎知識がある」証明になるので、DX推進の流れで評価が上がっている。
→ ITパスポートの通信講座比較(独学でも十分だが、サボり防止に使う人も多い)
200〜300時間で取れる資格
FP2級(200〜300時間)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 合格率 | 25〜40% |
| 資格手当 | 月5,000〜10,000円 |
| 活かし方 | 金融・保険業界で評価。転職に直結 |
| 講座費用 | 3〜10万円 |
FP2級は勉強時間に対するリターンが全資格でトップクラス。200〜300時間で取れて、金融業界なら年収903万円(業界平均)。資格手当も月5,000〜10,000円。コスパ重視ならFP2級は外せない。
基本情報技術者(200〜300時間)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 合格率 | 25〜30% |
| 資格手当 | 月5,000〜15,000円 |
| 活かし方 | IT企業への転職。SEからのキャリアアップ |
| 講座費用 | 3〜8万円 |
IT業界への転職を考えるなら基本情報が入口。非IT職からのキャリアチェンジにも使える。午後試験のアルゴリズム問題が最大の壁だが、通信講座の講義で理解が格段に早くなる。
300〜400時間で取れる資格【コスパ最強ゾーン】
宅建(300〜400時間)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 合格率 | 約17% |
| 資格手当 | 月20,000〜40,000円 |
| 活かし方 | 不動産業で必置資格。手当が最も高い資格の1つ |
| 講座費用 | 1.5〜15万円 |
300〜400時間で取れる資格の中で、リターンが圧倒的に高いのが宅建。資格手当だけで月2〜4万円。年間24〜48万円。通信講座の費用(1.5〜15万円)は最短1ヶ月で回収できる。
簿記2級(250〜350時間)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 合格率 | 20〜25% |
| 資格手当 | 月5,000〜10,000円 |
| 活かし方 | 経理職への転職パスポート。どの業界でも評価される |
| 講座費用 | 1.6〜8万円 |
簿記2級は業界を問わず評価される汎用性の高さが魅力。CBT試験で年間通じて受験可能。経理未経験でも、簿記2級があれば20代なら経理職に転職可能。
500〜800時間で取れる資格
行政書士(500〜800時間)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 合格率 | 11〜13% |
| 活かし方 | 独立開業が可能。許認可申請が主な業務 |
| 講座費用 | 3.5〜20万円 |
行政書士は独立しやすい資格として人気。許認可申請、相続、外国人ビザなど業務の幅が広い。記述式40字問題がハードルだが、通信講座の添削で対策できる。
応用情報技術者(300〜500時間)
基本情報の上位資格。IT企業でのキャリアアップに直結。資格手当は月1〜2万円(年間12〜24万円)。基本情報合格者なら300時間で到達可能。
通関士(400〜500時間)
貿易・物流業界の専門資格。合格率10〜15%と難関だが、業界内での評価が高く、実務に直結する。
800〜1,200時間で取れる資格
中小企業診断士(800〜1,200時間)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 合格率 | 4〜5%(最終) |
| 平均年収 | 947万円 |
| 活かし方 | 昇進・転職・副業・独立すべてに使える |
| 講座費用 | 5〜30万円 |
筆者が取った資格。「800〜1,200時間」が一般論ですが、僕は400時間で一発合格しました。戦略次第で勉強時間は半分にできる。
診断士は「何にでも使える」のが最大の強み。独占業務がないからこそ、昇進・転職・副業・独立と4つの出口がある。筆者は合格翌月に経営企画への辞令が出て、副業でも月5万円の収入を得ている。
社労士(800〜1,000時間)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 合格率 | 6〜7% |
| 平均年収 | 670万円(独立で1,000万超も) |
| 活かし方 | 独占業務(社会保険手続き)。人事系に転職可能 |
| 講座費用 | 4.7〜20万円 |
社労士は独占業務がある=仕事が安定するのが強み。法改正が毎年あるため独学は厳しく、通信講座の利用をおすすめ。
3,000時間以上の超難関資格
公認会計士・税理士・司法書士は3,000〜5,000時間。1日3時間で3〜5年。人生の一定期間を捧げる覚悟が必要。ただし合格後のリターンも最大級。
| 資格 | 勉強時間 | 年収 | 講座比較 |
|---|---|---|---|
| 公認会計士 | 3,000〜5,000h | Big4で600万〜、独立で1,000万超 | 会計士の講座比較→ |
| 税理士 | 3,000〜5,000h | 勤務500万〜、独立で700〜2,000万 | 税理士の講座比較→ |
| 司法書士 | 3,000〜5,000h | 勤務400万〜、独立で500〜1,500万 | 司法書士の講座比較→ |
「今の自分」に合った資格の選び方
使える勉強時間で選ぶ
| 1日の勉強時間 | 半年で取れる | 1年で取れる |
|---|---|---|
| 30分 | FP3級・ITパスポート | 簿記2級・FP2級 |
| 1時間 | FP2級・基本情報 | 宅建・行政書士 |
| 2時間 | 宅建・簿記2級 | 診断士・社労士 |
| 3時間 | 行政書士 | 診断士・社労士(余裕あり) |
目的で選ぶ
| 目的 | おすすめ資格 | 勉強時間 |
|---|---|---|
| まず1つ成功体験が欲しい | FP3級 or ITパスポート | 100h |
| 資格手当で年収UP | 宅建(手当月2〜4万) | 350h |
| 転職に使いたい | 簿記2級 or FP2級 | 250〜300h |
| 独立・開業したい | 行政書士 or 社労士 | 500〜1,000h |
| キャリアを根本から変えたい | 診断士(筆者の体験) | 400〜1,200h |
通信講座を使うべき?独学でもいける?
| 勉強時間 | 独学の可否 |
|---|---|
| 100〜200h(FP3級、ITパス、簿記3級) | 独学で十分 |
| 200〜400h(FP2級、宅建、簿記2級) | 独学でも可能だが通信講座が効率的 |
| 500h以上(行政書士〜超難関) | 通信講座をほぼ必須で推奨 |
独学と通信講座の判断基準は独学 vs 通信講座どっちがいい?で20資格別に解説しています。
通信講座の費用は教育訓練給付金で20〜80%が国から戻ります。会社員なら使わない手はありません。
難易度別資格勉強時間ランキング【最新2026年S〜D】
| 難易度 | 勉強時間 | 代表的な資格 |
|---|---|---|
| 難易度S | 3,000時間以上 | 司法試験・公認会計士・司法書士・税理士 |
| 難易度A | 1,000〜3,000時間 | 中小企業診断士・社労士・行政書士・弁理士 |
| 難易度B | 300〜1,000時間 | 宅建士・通関士・マンション管理士・FP1級 |
| 難易度C | 100〜300時間 | 簿記2級・FP2級・第二種電気工事士・登録販売者 |
| 難易度D | 100時間以下 | FP3級・簿記3級・MOS・ITパスポート・統計検定3〜4級 |
勉強時間別「ROI最強」資格TOP5
| 勉強時間 | 資格 | 年収UP寄与 | ROI(時間あたり) |
|---|---|---|---|
| 50時間 | 第二種電気工事士(筆記) | +30〜80万 | ★★★★★ |
| 250時間 | 簿記2級 | +50〜100万 | ★★★★★ |
| 300時間 | 宅建士 | +50〜150万 | ★★★★★ |
| 1,000時間 | 中小企業診断士 | +200〜500万 | ★★★★ |
| 3,000時間 | 公認会計士 | +500〜2,000万 | ★★★★(独立で爆増) |
意外な「コスパ良い」隠れ資格
| 資格 | 勉強時間 | 独占業務 | 強み |
|---|---|---|---|
| 通関士 | 400〜500時間 | あり | 物流・商社業界で需要高 |
| 賃貸不動産経営管理士 | 200〜300時間 | あり(新興) | 需要急増中 |
| 登録販売者 | 300時間 | あり | ドラッグストア・調剤薬局で必須 |
| キャリアコンサルタント | 150時間 | 名称独占 | 副業相性◎ |
| 第二種電気工事士 | 100時間(筆記+技能) | あり | 独立可能 |
よくある質問
Q. 100時間で取れる国家資格はある?
ITパスポートが100〜150時間で取得可能。国家資格でCBT試験(通年受験可能)。FP3級は国家資格ではないが80〜120時間で取得可能。
Q. 半年で取れるおすすめの資格は?
1日2時間確保できるなら宅建(5〜7ヶ月)がコスパ最強。1日1時間ならFP2級(5〜6ヶ月)。
Q. 勉強時間は目安通りに必要?
個人差が大きい。筆者は診断士を「800〜1,200時間」の目安に対して400時間で合格。戦略次第で短縮可能。逆に非効率な勉強法だと目安の1.5倍かかることもある。
年代別おすすめ資格と勉強時間【20代・30代・40代・50代】
同じ資格でも、年代によって取得後のリターンと勉強時間の確保しやすさが変わります。年代別に最適な勉強時間レンジを整理しました。
| 年代 | 推奨勉強時間 | おすすめ資格 | 狙い |
|---|---|---|---|
| 20代 | 500〜1,200時間 | 診断士・社労士・行政書士 | キャリアの方向性を決める難関資格に投資 |
| 30代 | 300〜800時間 | 宅建・簿記2級・FP2級・診断士 | 転職市場価値UP+資格手当回収 |
| 40代 | 200〜500時間 | 宅建・簿記2級・登録販売者・行政書士 | 独立準備+セカンドキャリア |
| 50代 | 100〜400時間 | FP2級・宅建・登録販売者・電気工事士 | 定年後の収入源確保 |
1日の勉強時間別「半年で狙える資格」具体プラン
1日30分プラン(半年で90時間)
狙い目はFP3級・ITパスポート・簿記3級。スマホ完結型の通信講座(スタディング等)と相性◎。通勤往復で1日30分は誰でも確保可能です。
| 月 | 学習内容 |
|---|---|
| 1〜2ヶ月目 | テキスト1周(インプット中心) |
| 3〜4ヶ月目 | 過去問着手+苦手分野復習 |
| 5〜6ヶ月目 | 過去問3周+本試験形式の演習 |
1日1時間プラン(半年で180時間)
狙い目はFP2級・基本情報技術者・登録販売者。朝活30分+夜30分が現実的。通信講座を使えば効率的にインプットできます。
1日2時間プラン(半年で360時間)
狙い目は宅建・簿記2級。コスパ最強ゾーンです。半年で資格手当月2〜4万円(宅建)が狙える。年間36〜48万円の手当回収が見込めるため、講座費用(1.5〜15万円)は最短1ヶ月で元が取れます。
1日3時間プラン(半年で540時間)
狙い目は行政書士・通関士。独立可能な中級資格に届きます。週末まとめ学習を組み合わせると更に効率化。
勉強時間を半分にする3つの戦略
「800〜1,200時間」と言われる中小企業診断士を、筆者は400時間で一発合格しました。勉強時間を半分にした戦略は次の3つです。
戦略1:頻出7割範囲に絞る
どの資格も過去問頻出7割範囲がある。網羅型の通学講座は範囲を全部教えるので時間がかかる。頻出範囲だけに絞った通信講座(スタディング・フォーサイト等)を選ぶことで勉強時間を3〜5割削減できます。
戦略2:過去問→テキストの逆順学習
テキストから入ると「全範囲を理解しないと進めない」感覚に陥る。過去問から入って、わからない箇所だけテキストで補強する逆順学習は、必要範囲だけを絞り込めるため時間効率が2倍。
戦略3:スキマ時間×音声学習
通勤・家事・運動中に音声講義を流す。1日合計1時間のスキマ時間を学習化できれば、机に向かう時間ゼロで月30時間が確保できます。
勉強時間別おすすめ通信講座リンク集
各勉強時間レンジで、編集部おすすめの通信講座比較ページをまとめました。資格選定後の講座選びにご活用ください。
| 勉強時間 | 資格 | 通信講座比較 |
|---|---|---|
| 100時間 | ITパスポート | ITパスポートの通信講座比較 |
| 200時間 | FP2級 | FP2級の通信講座おすすめ6選 |
| 250時間 | 簿記2級 | 簿記2級の通信講座おすすめ6選 |
| 300時間 | 基本情報技術者 | 基本情報技術者の通信講座比較 |
| 350時間 | 宅建 | 宅建の通信講座おすすめ6選 |
| 500時間 | 応用情報技術者 | 応用情報技術者の通信講座比較 |
| 600時間 | 行政書士 | 行政書士の通信講座おすすめ6選 |
| 800時間 | 社労士 | 社労士の通信講座おすすめ6選 |
| 1,000時間 | 中小企業診断士 | 中小企業診断士の通信講座比較 |
| 3,000時間 | 税理士・会計士・司法書士 | 税理士|会計士|司法書士 |
講座費用を抑えるなら教育訓練給付金(最大80%補助)の活用が必須です。
📚 スタディング|業界最安・スマホ完結
110資格カバー・1日30分〜・スキマ時間で合格
✓ 業界最安水準 ✓ スマホ完結 ✓ AI問題復習 ✓ 無料お試し
※30秒で資料請求・全講座カバー
まとめ
- 100時間:FP3級・ITパスポート(成功体験の入口)
- 200〜300時間:FP2級・基本情報(転職に使えるコスパ資格)
- 300〜400時間:宅建・簿記2級(コスパ最強ゾーン。特に宅建は手当月2〜4万)
- 500〜800時間:行政書士・通関士(独立可能な中〜上級資格)
- 800〜1,200時間:診断士・社労士(キャリアを変える難関資格)
- 3,000時間以上:会計士・税理士・司法書士(人生を賭ける超難関)
- 各資格の通信講座比較は資格難易度ランキングから
- 独学か通信講座かの判断基準は → 独学 vs 通信講座
- 通信講座の費用を抑えるなら → 教育訓練給付金
※ 勉強時間は一般的な目安です。個人の基礎知識や学習環境によって異なります。
公的データで見る勉強時間×合格率【2026年最新】
勉強時間と合格率の関係は、各資格試験実施機関が公表している直近年度の合格率と、合格者アンケート・通信講座運営会社の集計値を照合すると以下の傾向が確認できます。社会人にとって重要なのは、合格率そのものより「自分が確保できる勉強時間で、どこまで届くか」です。
| 資格 | 合格率(直近) | 標準勉強時間 | 主な公的根拠 |
|---|---|---|---|
| FP3級 | 約70%(実技) | 80〜150時間 | 日本FP協会/金融財政事情研究会 試験結果 |
| 簿記3級 | 約40% | 50〜100時間 | 日本商工会議所 簿記検定試験結果 |
| 宅建士 | 約17% | 300〜400時間 | 不動産適正取引推進機構 試験結果概要 |
| FP2級 | 約40%(実技) | 150〜300時間 | 日本FP協会 試験結果 |
| 簿記2級 | 約20% | 200〜350時間 | 日本商工会議所 簿記検定試験結果 |
| 行政書士 | 約11〜13% | 500〜800時間 | 行政書士試験研究センター 試験結果 |
| 社労士 | 約6〜7% | 800〜1,000時間 | 社会保険労務士試験オフィシャルサイト |
| 中小企業診断士 | 1次4〜6%/2次18〜20% | 1,000時間 | 中小企業診断協会 試験結果 |
| 司法書士 | 約4〜5% | 3,000時間 | 法務省 司法書士試験結果 |
| 公認会計士 | 約10%(論文式) | 3,500〜5,000時間 | 公認会計士・監査審査会 合格発表資料 |
※ 合格率は直近公表年度の数値です。最新の正確な数値は各実施機関の公式発表をご確認ください。出典:厚生労働省「教育訓練給付制度」、日本商工会議所 簿記検定、金融財政事情研究会、不動産適正取引推進機構、中小企業診断協会、公認会計士・監査審査会。
「合格率が低い=勉強時間が長い」と直感的に思いがちですが、実際は受験者層の違いが大きく作用します。司法書士は約4〜5%という低合格率ですが、受験者の多くが既に1〜3年学習している経験者で、未経験者の体感難易度は数字以上です。一方で簿記2級の20%という合格率は受験者の半分以上が独学かつ短期学習のため、しっかり300時間確保できる人なら体感はもっと高くなります。
勉強時間3,000時間の世界:会計士・税理士・司法書士の現実
同じ「3,000時間以上」の超難関資格でも、勉強時間の中身と合格までの年数は大きく異なります。社会人が片手間で挑むには相当の覚悟が必要です。
| 資格 | 標準勉強時間 | 合格までの平均年数 | 合格率(最終) | 主な学習スタイル |
|---|---|---|---|---|
| 公認会計士 | 3,500〜5,000時間 | 2〜3年 | 論文式 約10% | 専門学校+日中専念 |
| 税理士(5科目) | 3,000〜4,000時間 | 5〜10年(科目合格制) | 科目別10〜20% | 通信+夜間 |
| 司法書士 | 3,000時間 | 2〜4年 | 約4〜5% | 通信+自習 |
会計士は「短期決戦・専念前提」、税理士は「長期持久戦・働きながら可」、司法書士は「中期独学型」と、性質がはっきり分かれます。社会人で会計士を目指す場合、会計士のキャリアと年収を踏まえ、退職して専念するか、税理士・USCPA等の代替を検討するかを最初に決めるのが現実的です。
社会人が勉強時間を確保する3つの現実解
社会人が直面する最大の障害は「絶対的な勉強時間の不足」。残業や通勤を考えると、平日に2時間確保するのも難しいのが実態です。以下の3つのアプローチを組み合わせるのが現実的です。
- 通勤時間のスマホ学習化:往復1時間×週5日=月20時間。通信講座のスマホ視聴やテキストPDFで埋める
- 朝活シフト:夜は疲労で集中力が落ちるため、出勤前に45〜60分。週5で月20時間
- 休日ブースト:土日に各3時間×4週=月24時間
合計で月60〜70時間を継続できれば、500時間級の資格は8〜10ヶ月、1,000時間級でも1.5年で射程に入ります。独学か通信講座かの選択も、この時間制約から逆算すべきです。
タイプ別おすすめ資格【6パターン】
「勉強時間がどれくらい確保できるか」「目的が転職か収入アップか」で、最適な資格は変わります。
| あなたの状況 | 確保できる時間 | おすすめ資格 |
|---|---|---|
| とにかく短期で1つ取りたい | 月20時間×3ヶ月 | FP3級・簿記3級・ITパスポート |
| 転職市場での評価が欲しい | 月40時間×6ヶ月 | 簿記2級・FP2級・宅建士 |
| 年収を底上げしたい(中堅) | 月50時間×10ヶ月 | 行政書士・基本情報・USCPA |
| 独立も視野に入れたい | 月60時間×1.5年 | 社労士・中小企業診断士・社労士キャリア参照 |
| 専門職に転身したい | 月80時間×2〜3年 | 司法書士・税理士(科目) |
| キャリアを根本から変えたい | 専念可 | 公認会計士・会計士キャリア参照 |
よくある質問【追加】
A. 基礎知識の有無で1.5〜2倍は変動します。例えば簿記2級の標準は200〜300時間ですが、簿記3級保有者なら150時間程度、完全初学者なら350時間以上かかるのが実態です。同じ資格でも「会計知識ゼロ」と「経理経験あり」では倍違うと考えるのが現実的です。
A. 短縮できるのは「迷う時間」と「やり直しの時間」です。独学だと出題傾向の把握・教材選定・つまずいた時の解決に余計な時間がかかり、結果的に1.2〜1.5倍時間が伸びます。通信講座は最短ルートを示してくれるため、トータルで20〜30%短縮できるケースが多いです。
A. 月15時間ペースなら、半年で約100時間です。FP3級・簿記3級・ITパスポート・MOSなら現実的に到達可能。それ以上の資格は1日1時間以上の確保が前提と考えてください。
A. 給付金の対象になるのは「45時間以上の通信講座」など要件があるため、200時間以上の資格との相性が良いです。逆に簿記3級など100時間未満の超短期資格は、講座代自体が安いため給付金を使うメリットが小さい傾向です。詳細は教育訓練給付金完全ガイドで確認できます。
関連記事
公的データに基づく補足
- 中小企業診断士の標準学習時間は1,000時間が目安とされる(出典:一般社団法人中小企業診断協会「中小企業診断士試験」公式情報)
- 社会保険労務士試験の合格率は近年6〜7%台で推移(出典:全国社会保険労務士会連合会「社会保険労務士試験」公式統計)
- 行政書士試験の合格率は年により10%前後で変動(出典:一般財団法人行政書士試験研究センター「試験結果概要」)
- 宅地建物取引士試験は受験者数が毎年20万人規模(出典:一般財団法人不動産適正取引推進機構「試験実施概要」)
※本記事は上記の公的統計・公的機関の公表値を参照のうえ作成しています。最新の情報は各公式サイトをご確認ください。

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