中小企業診断士の勉強時間は何時間?【一般論800時間・僕は400時間で一発合格】働きながら受かる時間の使い方

<結論>中小企業診断士の勉強時間は、一般的に800〜1,000時間と言われます。ただし戦略次第で大幅に圧縮でき、僕は働きながら約400時間(1次300時間+2次100時間)で一発合格しました。

この記事では、一般論の目安と僕の実測値の両方を使って、「結局何時間必要なのか」「働きながらだと何ヶ月かかるのか」「どうすれば時間を減らせるのか」に答えます。

中小企業診断士の勉強時間:一般論800〜1000時間に対し筆者は400時間で一発合格

中小企業診断士の勉強時間の目安

一般論は800〜1,000時間

予備校各社が公表する目安はおおむね800〜1,000時間です。1次試験7科目+2次試験4事例という試験範囲の広さを考えると、初学者が安全に見積もるならこの数字が妥当です。

僕の実測値は400時間(1次300+2次100)

一方、僕が実際にかけた時間は約400時間でした。2021年11月に勉強を始めて、2022年8月の1次試験まで約9ヶ月。平日は通勤時間と昼休みで1時間、夜に30分〜1時間、休日に2〜3時間というペースです。

1次試験の自己採点後に2次対策を始め、2ヶ月で約100時間。それで1次・2次ともに一発合格できました。

「800時間」と「400時間」の差は才能ではなく、後述する3つの時短戦略の差です。具体的な勉強法の全体像は独学400時間で一発合格した勉強法【7STEP完全公開】にまとめています。

科目別の勉強時間の配分

7科目に均等に時間をかけるのは非効率です。僕の実際の配分イメージはこうでした。

科目 配分の目安 理由
財務・会計 多め(約60時間) 2次試験(事例Ⅳ)に直結。毎日少しずつ
企業経営理論 多め(約50時間) 2次試験の土台。暗記より理解
経済学・経済政策 中(約45時間) 手を動かす科目。グラフに慣れるまで反復
運営管理 中(約45時間) 2次(事例Ⅲ)で使う。範囲が広い
経営情報システム 少なめ(約35時間) 暗記科目。直前に詰める
経営法務 少なめ(約35時間) 暗記科目。深追い禁物
中小企業経営・政策 少なめ(約30時間) 暗記科目。古い過去問は使えない

ポイントは、2次試験で使う科目(財務・企業経営理論・運営管理)に前半で時間を投資し、暗記3科目は試験2〜3ヶ月前から一気に詰めることです。早くやっても忘れるだけなので、暗記科目に序盤の時間を使うのはもったいないです。

1日の勉強時間別:合格までの期間シミュレーション

「1日何時間できるか」から逆算すると、必要な期間はこうなります。

1日の勉強時間 400時間ペース(効率型) 800時間ペース(安全型)
1時間 約13ヶ月 約2年2ヶ月
1.5時間 約9ヶ月(僕のペース) 約1年6ヶ月
2時間 約7ヶ月 約1年1ヶ月
3時間 約4.5ヶ月 約9ヶ月

1次試験は例年8月上旬です。前年の秋〜冬に始めれば、働きながら1日1.5時間でも十分間に合う計算になります。逆に春スタートだと1日3時間ペースが必要になり、社会人にはかなり苦しくなります。

「毎日机で1.5時間」ではありません。僕の1.5時間の内訳は、通勤中の動画視聴40分+昼休み20分+夜30分。スキマ時間の合計です。まとまった時間が取れない人ほど、時間の「かき集め方」が合否を分けます。

勉強時間を半分にした3つの戦略

①完璧を捨てて「平均60点」を狙う

診断士試験は平均60点で受かる試験です。90点を100点にする労力より、40点を50点にする労力の方が圧倒的に小さい。得意科目80点・苦手科目50点の設計にするだけで、必要時間は大きく減ります。

②勉強する順番を設計する

7科目の最大の敵は「忘却」です。2次試験で使う科目からじっくり始め、暗記科目は直前に詰める。この順番設計だけで、同じ勉強時間でも定着率が全く変わります。 具体的な順番は7科目の勉強順番と決め方で図解しています。

③インプットを動画の倍速視聴にする

僕が一番時間を削れたのはここです。テキストを読み直す復習を、動画講義の1.5〜2倍速視聴に置き換えると、復習1周のスピードが数倍になります。通勤中に音声だけ聞き流せるので、机に向かえない時間がそのまま勉強時間に変わります。

僕はスタディングの動画をこの用途で使い倒しました。もともと紙派でしたが、「復習だけ動画」に切り替えてから学習効率が一気に上がった実感があります。

実際にスタディングをどう使ったか、欠点は何かは400時間一発合格した僕の本音レビュー【2次には使えない】で詳しく書いています。

2次試験の勉強時間は100時間で足りる?

僕は1次試験の自己採点後に初めて2次の勉強を始め、試験までの約2ヶ月・100時間で合格しました。

「2次対策は1次と並行すべき」という意見もありますが、1次に受からなければ2次はそもそも受けられません。まず1次に全力投球し、2次は「ふぞろいな合格答案」で過去問5年分を3周する。この集中方式で間に合います。

よくある質問

働きながらでも合格できますか?

できます。僕自身がフルタイム勤務+育児と並行して合格しました。鍵はまとまった時間ではなく、スキマ時間を勉強時間に変換する仕組みです。

1年で合格できますか?

前年の秋〜冬スタートなら、1日1.5〜2時間で十分射程です。春以降のスタートなら、科目を絞って翌年の科目合格を狙う2年計画も現実的な選択肢です。

独学と通信講座で勉強時間は変わりますか?

変わります。特に復習スピードの差が大きく、動画の倍速視聴が使える分、通信講座の方が同じ内容を短時間で回せます。詳しい比較は独学 vs 通信講座どっちがいい?をご覧ください。

まとめ

  • 一般的な目安は800〜1,000時間、僕の実績は400時間(1次300+2次100)
  • 2次で使う科目に前半投資、暗記3科目は直前2〜3ヶ月で詰める
  • 1日1.5時間なら約9ヶ月。前年秋〜冬スタートが理想
  • 時短の核心は「完璧を捨てる」「順番設計」「動画の倍速復習」
  • 2次は1次合格後の2ヶ月・100時間で間に合う

勉強時間は「何時間やるか」より「どう使うか」で決まります。具体的な年間計画と科目別の勉強法は、中小企業診断士に独学400時間で一発合格した勉強法【7STEP完全公開】にすべてまとめているので、この記事とセットでどうぞ。

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